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大手銀行の住宅ローン金利引上げから読み解く未来

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大手銀行は4月適用分の住宅ローン金利を引き上げる。10年固定型の最優遇金利は三菱東京UFJ銀行が0.1%引き上げて年0.9%とする。
引用元:日本経済新聞

長期固定金利は全銀行3月よりもさらに低金利となり、住宅ローンの借りやすい環境が続いています。

大手銀行は日本銀行のマイナス金利の導入を機に預金金利の引き下げや住宅ローンの引き下げを行いました。4月になって大手銀行は住宅ローンの金利を引き上げた一方でネット銀行などは更に住宅ローン金利を引き下げる決断を下したようです。どれぐらい引き下げたのかについては「住宅ローンの教科書」さんの方で分かりやすくグラフで説明されています。

ではなぜ大手銀行の金利の上昇が起こったのかを考えていきたいと思います。
大手銀行は長期金利の引上げについて金利の低下傾向が鈍化している事を挙げていますが、それならば普通は現状維持をしようとするのでは無いかと考えました。更に大手以外の銀行で住宅ローン金利(以下住金利)を低下させている銀行もあり、借り換えが起こる危険性もあります。ではなぜ上昇させたのかと言う疑問が残ります。

1.採算が合わない説

大手銀行は『超』が付くほどの大企業です。中小企業に比べて大企業は良いと言うイメージがある人も多いと思いますが、最大の欠点は人が多すぎてどうしてもコスト高になってしまう事です。その場合「比較的」小さな銀行はコストも小さいので金利を引下げの限界点も下げることが出来ます。でもまぁエリート揃いの大手銀行が採算合わないのに下げると言うことはないかなと思います。
loan_01.jpg
出典元:WEBネットマネー


この図は2011年までのものですが基本的に住金利に関してはバブル崩壊と共に下がっていき21世紀に入ると下げ止まったままほぼ横這いの状態が続いています。そう考えるとこれ以上下げることは出来ないと考えています。採算が合わなく金利を上げたのであれば日本の状況としては取り敢えず「現状維持」でしょう。

2.大して借り換えや銀行移動が起こらなかった説

住金利を下げれば金利に敏感な方は住金利の引き下げのために借り換えを行います。しかしネットで検索すれば大手銀行よりも安い金利で貸出を行っている銀行はたくさんあります。敏感な方はそっち流れていく可能性が高いです。また大手銀行で借入を行っている人は元々大手銀行の信頼性を重視して借入を行っている可能性があり、他行の金利引下げによる流出が少なく、同じ銀行で借り換えを行うだけでデメリットしか働かなかった可能性があります。元々借入銀行を変えない層が大きければわざわざ金利を引き下げる必要は無いですよね。この場合も結局顧客が動いていないので「現状維持」になると思います。

3.国債金利マイナスの影響説

日本銀行がマイナス金利を開始して以降銀行に余ったお金は実体経済に流れること無く株式や国債の購入と言う形で消化されました。その結果国債の長期金利もマイナスになってしまいました。
6.jpg
現在の長期金利推移グラフ


そうすると国債を多く持っている銀行にとってはかなりの痛手になります。国債を多く持っていれば持っているほど収益が悪化してしまう。それを補うためにどうしても住金利を上昇させざる負えない状況になってしまったのでは無いでしょうか。もちろん顧客の流出等による影響を考えてもプラスになると銀行が判断したとする。となれば銀行としては国債を売却し新規開拓に乗り出し、企業の設備投資も伸び、日本のGDPも今まで以上に上昇していく・・・とはならないと思います。実際日本銀行のマイナス金利導入で余ったお金は非常に安定的な国債に流れてしまったわけです。不安定化するとより安定しようとして更にリスクを減らそうと動く傾向があると言うことです。

もしこの場合には「さらなるデフレ化」もありうると考えています。

簡単な例:銀行が融資をしない(全くしないということでは無いですよ)→企業は投資を行えない→企業へ設備を販売する会社は売上が伸びない→コストカット(給与も含む)→廻り回ってA企業の売上も伸びない→A企業もコストカット

となり全体の収益低下が起こる。普通の状況であれば融資先の新規開拓を行いますが今はデフレです。


デフレとは『常識の通じない世界』なのです


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