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静かなる大恐慌

ちょっと昔の本ですが非常に面白く、また考えさせられる本だったので紹介します。
柴山桂太(wiki)著「静かなる大恐慌」2012年
です。著者は現在京都大学大学院で准教授をされておられます。よく西部邁ゼミナールへの出演や色々な方と講演をされていました。この本の面白い所は現代社会について多角的に書かれている点で、一読をオススメします。2012年に発売された本なので中古で1円で売られます。(´;ω;`)ゥ…


↑は違う本の出版の際に講演されたものですが面白かったので貼っておきます。

柴山桂太×藤井聡 『静かなる大恐慌』とニッポンの危機

若き日本人による古き良き日本論①


あまり内容を事細かに説明するのもアレなので簡単に説明しますが、まず始めにこの本は解決策を示す本では無いと言うことです。解決策よりもまずは問題を認識するということに重点を置いており、そこからどういったリスクが日本にあり、そこから著者の考える進むべき道または起こるであろう出来事が述べられています。

①現代は第二次グローバル化時代
まずこの本の中で述べられていて面白かったのは世界は二度目のグローバル化に突入したと言うことです。間違いでは無く「二度目」のグローバル化なのです。一度目は第一次世界大戦前後です。1919年イギリスでは家で紅茶を飲みながら世界中の品を電話で注文していた。と書かれています。現代はこれがインターネットに変わっているだけで似たような状況にあったことが分かります。そしてそのグローバル化は二度の世界大戦によって一時的な終焉を迎えることになります。その後ブレントウッズ体制が崩壊し、現代に第二次グローバル化へと繋がって行きます。

②グローバル化で資本主義は不安定化する
グローバル化は世界中で仕事が出来る、企業側から見れば新興国の安い労働力を使えると言った良い面もありますが、グローバル化の本質は資本移動が簡単になるということです。資本移動の自由化は良いようにも思われますがこれはかなり危険なことです。簡単に言えば世界中の資金が一気に一点に集まり一気資金が引き上げられる状況になると言うことです。つまりバルブがかなり起こりやすい状況なり当然バブル崩壊は社会の不安定化を招きます。

③究極の選択
ハーバード大学の経済学者ダニ・ロドリックは『グローバリゼーション・パラドックス』の中で「グローバル化」「民主政治」「国家主権」の3つの内1つを犠牲にしなければならないと述べているそうです。犠牲にした時の詳しい内容は本で書かかれています。この中で切り捨てられるべきはグローバル化であると私は考えていますが日本は「グローバル化」+「国家主権」で進んでいます。この2つを取った時に起こるであろう法人税減税等についてもこの本の中で述べられています。因みに発売日は2012年の9月で政権交代前です。

この本を読んで私が考えたことは人間は支配領域を拡大しようとすると必ず戦いを起こすという事です。人間は古来から(日本も世界も)支配領域を拡大するたび戦いを起こして来ました。そしてそれは現代の支配領域拡大である第二次グローバル化でも確実に起こるだろうと考えています。「戦争」では無く「戦い」と言ったのは現代においてはどのような形で衝突が起こるか分からないからです。

経済的な戦いかもしれないし情報的な戦いかもしれない。

いつ起こるかまたどこで起こるかも分からない戦いに備える為にも結構良い本でした。
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